こんにちは、萩原です。
今回はこの場をお借りしましてご報告があります。
今週末の全日本選手権ですが、欠場を決断致しました。
昨年9月に練習中交通事故から長期のリハビリ期間を経て、周囲の皆様のサポートを頂き先日スペインにてレース復帰をしました。しかし、スペイン国内の地方レースは走り切れたもの、公式戦では腰を中心とした自身のコンディションがレース強度と時間に耐えるまで到達しておらず、ステージレースの第一ステージでリタイアするという厳しいものでした。
事故から今日に至るまで、様々な幸運と、家族や友人をはじめ、各トレーナーさんや、国内所属先、スペイン所属先、沢山の方々に多大なサポートを頂き進んできました。その時々できる最大限の事をやり、専門家のアドバイスも頂きながら、今年の全日本選手権へ復帰、選考基準でもある2位以内入賞を目標に明確な計画の下に取り組んできました。
今回の全日本選手権2位以内入賞が、東京五輪代表選考基準内で事実上最も確実で重要となるため、この目標をマストに掲げ、最高のリハビリ環境の下、最短で取り組んできたつもりでした。しかし今回の怪我は重大であり、段階を追うごとに想像上以上に厳しい現状が現れました。それは先日競技会に復帰しリタイアしたレースの時に体感した、現段階ではレースの強度に耐え、そこから好パフォーマンスを発揮できる状態ではなく、それどころか新たな怪我をも負いかねない状態であるというものでした。
それでも同時に、回復する自分を実感しながら階段を一段ずつ上がるように地道に進んできましたが、今回ばかりはどうしても間に合わず、最終的に出場を断念することと致しました。今回、選手権を欠場することは、事実上東京五輪選考基準の内で大きな機会を失うことであり、残りは大変難しい基準しか残されていません。しかし可能性が皆無になったわけではありません。可能性が残っている限りどんなに困難でも、それらへ向け自身のこれまでの競技人生の全てを掛けて取り組んでいこうと、今は決意を新たにしています。
その為にはまず回復、そして強靭な身体を作ることを直近の目標とし地道に取り組んでいこうと思っています。
今回の自身の決断に関しまして、日頃よりご声援頂いております皆様へは、心から申し訳ない気持ちで一杯です。
しかしこれで東京五輪の目標も、自身の競技人生も諦めた訳ではありません。目標を切り替え、気持ち新たに7月中旬再度渡欧、スペインの国内レースから参戦し、再度本当の意味での競技復帰、そして自身の最大の目標である東京五輪出場を目指して走ります。これからも、ご声援頂けましたら幸いと思います。
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