本日2月4日、弊社はおかげさまで創業11周年を迎えることとなりました。これもひとえに、皆様のお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。

小学生の頃、わがまま言って買ってもらったブリヂストンのロードマン。装着されている泥除けやキャリアなどを片っ端から取り外し、両親に壊す気か!と怒られながらもNHKで観たツール・ド・フランスに憧れ、北海道の大地を走り回っていた10歳の少年時代。
サッポロ・村山サイクルでロードレーサーでなければレースに出られないと教えられ、その当時お店で1番安かったのがパナソニックのレマイヨPT1000。クランクにはバイオペースが装着され、6段変速のもちろんWレバー仕様。価格は7万3千円。
これを購入しレースに出たくて仕方なく、両親をお店に連れて行き買ってくれと懇願するも「アホか」と一蹴され撃沈。全く脈がないのを悟り、そこからの3年間は誕生日・こどもの日、クリスマスのプレゼントを全てお金でもらい、それでもペースが上がらないので冬は雪かき1回100円の契約を実家と婆ちゃん家で結び、血眼になって貯めた現金を握り締めて買いに行ったのが中2の4月22日。そして5月27日の道新杯で夢にまで見たレースデビュー。

そこからは本当に多くの方々のお陰で、様々なレースを走る事ができ、沢山の仲間達との出会いは私にとって人生最高の宝物です。また、学生時代に東京での生活費や遠征費などの仕送りと高額な学費を捻出する為、大好きなゴルフの回数を減らしたり、パートに出て支援をしてくれた両親には感謝してもしきれません。
そしてあの時、受付をし、道路の汚れをホウキで清掃し、交通整理をして頂き、その他数えきれない程の自転車協会やボランティアの皆さんのお陰で、沢山の経験を積み貴重な時間を歩む事が出来ました。
これからは全力全開で恩返しをする時です。早稲田大学自転車部コーチとして、若い学生達の愚直で真摯な姿勢から自らの振る舞いを学び、未来ある若者達の背中をポンッと支えてあげられるよう、今の自分に出来る事を行動していきます。

そして、世界中の自転車に対して暑苦しいぐらいの情熱を持った職人達が手がける製品を、日頃大変お世話になっておりますプロショップの皆様のお力添えを頂きながら、国内のサイクリストの方々にお届けして、サイクリングを通して健康で豊かな人生を送るお手伝いをして行きたいと思います。
また、時間が許す限り、自分自身もロードレースやマラソンをはじめとしたスポーツを、ライフスタイルの中の貴重なドセンターとして楽しみ続けます。

本当に至らぬ点ばかりで、皆様にはご迷惑をおかけしておりますが、社員一同これからも皆様のご期待に添えますよう、一生懸命に努力してまいりますので、何卒ご支援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
株式会社コリドーレ
代表取締役社長
中田 真琴
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